山梨で建材、木材なら樋口製材

新築の製材(梁、柱、野地板など)、木材、材木、ベニア板、建材、土木用資材(杭、バリ棒、貫など)、国産無垢材、山梨県産材・地域材を挽く樋口製材(韮崎市)|地元で育った材を挽き、製材し、木材に。在来構法を応援します。県内、近県(東京、静岡、長野など)配達可能。檜(ひのき・桧・ヒノキ)、杉(すぎ、スギ)、唐松(カラマツ)、欅(けやき、ケヤキ)、栗(クリ)など、それぞれの曲がりや反りを見きわめて挽きます。乾燥材、グリーン材可能。製材所の仕事、山で育った杉や桧がどのように挽かれるかも動画・記事で解説。

  • 製材品の価格
  • 動画
  • お客様の声
  • 会社概要
  • ご注文・お問い合わせ
Home / 製材・木材 / 土木という言葉になぜ「木」が入ってるか?

2018/05/12

土木という言葉になぜ「木」が入ってるか?

土木工事、土木屋さんなど土木という言葉がありますが、なぜ木がはいっているのでしょうか。

辞書にはこうあります。

1 土と木。
2 土石・木材・鉄材などを使って、道路・鉄道・河川・橋梁(きょうりょう)・港湾などを造る建設工事。土木工事。また、それら建築物を造る産業。
3 《「土木工学」の略》土木2に関する理論と実際を研究する工学の一部門。「大学で土木を専攻する」

出典:コトバンク

つまり木材を使って工事するから、木が入っているのですね。

でもここで、新たな疑問が生じます。

上記辞書にあるとおり、土木工事は土、石、木、鉄を使います。それぞれが大事な材料のはずですが、その中から、なぜ土と並び、木が選ばれたのでしょうか。木は土ほどにキーだったのでしょうか?あるいは、だれかのその場の気まぐれで木が選ばれただけなのでしょうか?いや、きっと、何かそれなりの経緯があったはずだ。そこで、調べてみることにしました。

 

土木という言葉の由来は2000年以上前の本!

「土木」という言葉は明治時代に作らたようです。そして、その明治の人が参考としたのが「淮南子」(えなんじ)という本です。

この本、前漢(今の中国の一地方)という時代に各地の学者を集めて作られた思想書だそうで、今から2100年ほど前の本です。現存しているのは21篇。学者たちが文学や学問、草木、天文、暦、地理などを議論したもので、中国の思想、歴史上、とても価値の高い資料と言われています。

その13巻目に「築土構木」という言葉があります。これは、穴や湿地に暮らし、夏の暑さや冬の寒さに苦しんでいた人々のために、「土を盛って木を組んで」家を作ってあげた、というくだりに出てくる四字熟語です。

日本では、明治時代に、この単語から土木という言葉を作ったとのことです。

なるほど、土木という言葉は遠く中国の地の、2000年も前に書かれた本の言葉から生まれていたのですね。しっくりきました。

 

 

 

出典:①土木学会HP、②「淮南子(中)」楠山春樹著(明治書院)、③淮南子Wikipedia、④土木学会誌「土木の『意味』を考える」藤井聡著、⑤コトバンク

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

シェアする
ツイートする
原木市場の原木目利き
お客様インタビュー
木の記事
今日のたかしさん
お電話 090-1882-3542
メールフォーム
サンプル送付サービス
樋口製材のインスタグラム

 

樋口製材について

  • 会社概要
  • お問い合わせ・ご注文
ショッピングサイト

製材のこと

  • 製材とは?
  • 原木の目利きについて
  • 建築用語について
  • 製材品一覧
  • 地元大工さんや工務店さんに家を建ててもらうということ
  • 製材の動画
  • 製材の記事
  • インスタグラム

 

製材品

  • 梁・芯サリ(赤松など)
  • 柱
  • 野地板
  • 板材
  • くい
  • バリ棒
  • 本ぬき・半ぬき
  • タンギ
  • 薪・燃し木

取り扱い樹種

  • 檜(ひのき)
  • 杉(すぎ)
  • 栂(つが)
  • 赤松(あかまつ)
  • 銀杏(いちょう)
  • 栗(くり)
  • 唐松(からまつ)

 

 
山梨県産材と国産材にこだわった製材所―株式会社樋口製材

製材・建築・DIYの新着記事


2023/03/17
NEW! 県産材を使うと住宅ローンの金利が安くなる場合がある

2023/02/25
NEW! 木の含水量の季節変化

2023/02/10
土木工事現場の木材用語

2023/01/07
自宅用サウナをDIY

2022/12/18
年末年始休業のお知らせ

2022/11/26
薪ストーブの販売(山梨県)〜鉄工所が作る力強いストーブ

2022/09/08
横須賀のウッドデッキ材を買われたお客様から完成写真をいただきました

記事一覧を見る
Designed by hinokibunko

Copyright © 2023 樋口製材