杉板をお求めいただいたお客様が、ご自宅に作り付けの本棚を自作されたのでご紹介します。
木工を専門的に学んだ経験を持ち、ご自宅の壁も塗りで仕上げるほどの本格派の方。しかし、お仕事はIT・税務関係♪
お持ちのイメージは以下ということでした。
- 幅の広い大きな本棚を作りたい
- シンプルなデザインで機能的
- 県産材で作りたい
今回、材の購入から完成までお客様がご厚意で撮影してくれた写真が複数届いたので、許可を得て掲載します。
樋口製材で材選び
購入されたのは幅の広い杉板。倉庫にある製材済みの杉板をお選びいただきました。いずれも山梨県産材です。
プレーナーがけ
購入した材は帯鋸で製材したままの荒材なので、ヤスリをかけて滑らかにする必要があります。
今回、お客様は樋口製材にて『プレーナーがけ』をされていきました。『プレーナー(planer、カンナ盤)がけ』とは、自動平かんなをかけて材の表面に滑らかにすること。荒材の表面がすべすべになります♪
お客様には「プレーナーをかけてもらえてありがたい」とおっしゃっていただきました。
樋口製材では、プレーナーがけ自体には費用はかかりません。ただし、プレーナーがけで少し材が目減りしますが、購入金額はプレーナー前の容積に対しての価格となります。
サイズにもよりますが、側面もプレーナーがけ可能です。
プレーナーがけが終わった材はこんな感じ。荒材のケバケバ感がなくなり、滑らかな肌触りになります。
ご自宅にてDIY
滑らかになった材を自家用車でお持ち帰り。以降、ご自宅にてDIY開始。
お子様と採寸中♪
こうして、イメージどおりの本棚ができあがりました。本棚の支柱となる金具は壁の裏側の間柱に入る形で留めてあります。
県産材で奥行きと幅のある大きな本棚。
シンプルなデザインで、棚の位置も手軽に変えられるので機能的です。
材は時間がたつと曲がりますが、それを見越して、反り留めが効くようにビスで止めたそうです。年輪の中心が下になる格好で止めれば、反りを効果的に抑えられます。
思い描くとおりに本棚を作るのはなかなか難しいもの。「忙しくて時間がとれない」こともあるし、「造作経験がない、作り方が分からない」、「そもそも希望の幅、厚みの材が手に入らない」ということも。
でも材のことなら心配ご無用です。樋口製材なら、どんな厚み・サイズでもご用意します。他の、時間と経験のことは当社ではなんともできませんが、、(笑)
今回のお客様は、ご自身の経験と樋口製材の強みをうまく活かして、イメージ通りの本棚を作られたと言えますね!
お客様、お写真のご提供どうもありがとうございました!