先週、北杜市にお住まいのお客様がご自宅のウッドデッキの補修のために、ヒバ材を探して来店。弊社にヒバ材はないことを伝えると、その代わりとしてヒノキ材を買われました。
お客様がご希望のヒノキ材(乾燥済み)を見つけて、弊社でご希望のサイズ(より少し大きめ)に製材(写真①)。
その後、プレーナー(自動カンナ)で横幅、厚みを希望サイズに整えます(写真②)。
「施主さんのご要望が100%❗うちで聞けることは100%やってあげる。できないことはできないって言うけど」と言って笑う樋口社長。
お客様がどのようにウッドデッキを補修するのか知りたくて、写真を撮らせてほしいとお願いするとご快諾いただけたので、今週さっそくご自宅に伺いました。
北杜市を茅ヶ岳に向かって道を上っていくと現れた素敵なお家(写真③)。柱と梁はホゾと栓でつながり、その組みが外からしっかり見える真壁構造。壁は白漆喰、屋根は瓦。古民家のよう。家自体は新しく、聞けば伝統工法を得意とする山梨の工務店さんが建てたとのこと。
こちらがウッドデッキの補修部分(写真④)。ウッドデッキのふちの部分(手すりが立っている部分の下付近)が一部、水が溜まりやすかったためか、少し傷んでいたそうです。もともとウッドデッキは年中風雨にさらされるため、塗装してもどうしても腐りやすい部分ができてしまうのは避けられません。なので早めの補修が必要になるようです。ご自身でウッドデッキの形に合うようにカットし(写真⑤)、『このようなイメージになります』と補修後の形に材を仮置きしてくれました(写真⑥)。
ウッドデッキからは南アルプスの山々を一望でき、うらやましいロケーション。これならウッドデッキの果たす役割は何倍にもなりそう。『遠くを眺める』、『焦点を遠くに置く』暮らしは、その家主さんの考え方や仕事ぶりに影響を与えるようになる気がしました。
A様、撮影をご快諾いただき、誠にありがとうございました。
ウェブ担当 小田和