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ツーバイフォーとは?
ツーバイフォーとは、切り口面が2インチ×4インチの規格角材のこと。汎用性の高い建築材の一つで、ツーバイフォーの角材を合板で挟み「面」で構造を支える建築方法「ツーバイフォー工法」にも多く使われます。
安価で加工しやすく、ホームセンターで手に入る定番アイテムなので、DIYでもよく使われます。
ツーバイフォーのサイズは?
断面は38mm(1.5インチ)×89mm(3.5インチ)です。
2インチは50.8mm、4インチは101.6mmのことなので、実際には2インチ、4インチないことになります。これは製材後のカンナがけ、プレーナー処理で、一方向(2面)あたり0.5インチずつ削られるためです。
だから正確には、「ワンポイントファイブ バイ スリーポイントファイブ」と呼ぶべきかもしれませんが、無理ですね。「ツーバイフォー」の方が呼びやすい。
ツーバイフォーはDIYの定番アイテム
ツーバイフォーはコスパもよくDIYの定番アイテム。実際に以下のように様々な用途で使われています。
- 机
- 壁面収納
- 棚
- 小屋
- テレビ台
- 片流れ屋根
- 本棚
- ベンチ
- つっぱり
- ソファ
- 柱
- ディアウォール
- 間仕切り
- 物置
- はしご
なぜツーバイフォーはこのサイズなの?
別にツーバイフォーのサイズでなくてもいいのですが、サイズが揃っているというころがポイントになります。
たとえば小屋を作るとき、箇所によって使われる木材のサイズはもちろん異なりますが、壁面や屋根など面の施工に対しては同じサイズの材が整列することになります。使う材料の幅や厚みが同じなら、まとめて揃えてカットしたり、向きを気にしなくていいなど、効率が上がり作業がはかどります。
いろんなサイズが出てきたと思いますが、使いやすく定着したベストサイズがツーバイフォーだったのかもしれませんね。
ツーバイオフォーの素材はSPF。地元材なら杉でもヒノキでも
ツーバイオフォーの素材は一般的にSPFです。スプルース(トウヒ類)、パイン(マツ類)、ファー(モミ類)といった針葉樹の総称で、主にアメリカ、カナダです。材の色は明るいのが特徴です。
県産材をメインで挽く地元の製材所なら、ツーバーフォーのサイズの木材を取り揃えていることはまれです。しかし、製材所は決まったサイズに挽くことが仕事なので、注文すればツーバイフォーのサイズで好きな数量を注文することが可能です。
製材所に注文するメリットは、SPFではなく、杉やヒノキなどの樹種で作ることができることです。外材ではなく地元の材にこだわりたい方や、色味のやや濃い杉や風合いの柔らかなヒノキを使いたい方にはおすすめです。
DIYでイメージ通りの棚や家具が作れれば、思い入れもひとしお。ぜひ、地域材ツーバイフォーのDIYをおすすめします!