本日昼ごろ「バリ棒」と「貫」をご購入のお客様は、山の猟師さん。
「木材は何に使うんですか?」とお聞きすると罠を作るのに使う、とのこと。全国で鳥獣被害は深刻ですが、山梨も例外ではありません。南アルプス周辺でイノシシの捕獲を行っているとのこと。
罠といえば金属製を連想するので、「木材も動物の罠に使うんですね」と訊くと、「くくり罠の枠の部分にね。罠自体はワイヤーだけど」とのこと。なるほど、くくり罠の枠の部分に木材を使うんですね。「イノシシ 罠 木枠」でググると出てきますが、ワイヤーの部分を囲うように設置する小ぶりの枠のようです。これを地面に固定して、動物が枠の中を踏み抜くのを待つという仕組みです。
その猟師さんは熊の爪のキーホルダーを見せてくれました。猟師歴50年以上、「いろんなことがあったよ」のなに気ない一言に、油断ならない危険なシーンが頭の中に広がります。熊の爪はとても硬く、こんなのが片手に5つもついているのかと思うとぞっとしました。
「じゃあ、どうも」と猟師さんは軽トラックに乗り込んで、出発しました。